糖尿病について

糖尿病とは

糖尿病とは、インスリンの分泌不足によって血糖値が上昇(高血糖状態といいます)する代謝疾患です。

 

インスリンとは

血糖値についての重要な要素の一つがインスリンです。インスリンとは、血糖値が上がると、それを下げるために膵臓(すいぞう)から分泌されるホルモンの事です。摂取されたブドウ糖をエネルギーにする為には、このインスリンの働きが不可欠なのです。

健康な人では、空腹時の血糖値(血液中のブドウ糖の濃度)は110mgdl以下であり、食事をして血糖値が上昇しても、膵臓(すいぞう)β(ベータ)細胞からインスリンが分泌され2時間もすると空腹時のレベルに戻ります。インスリン分泌低下あるいはインスリン抵抗性を来すと、食後の血糖値が上昇し、次第に空腹時の血糖値も上昇してきます。

 

高血糖が続く事の体への影響

インスリンの作用が低下や不足すると、慢性的な高血糖が続き、体中の血管が次第に脆くなり、眼、腎臓、神経などの障害や、動脈硬化促進による心筋梗塞、脳梗塞、末梢動脈閉塞症などの合併症を誘発する可能性が高くなります。

 

糖尿病の怖さと3大合併症

慢性的な高血糖が続いているにも関わらず、血糖コントロールを行わないでいると、糖尿病発症から約1015年で合併症が出てくるといわれています。糖尿病になってしまったら、これらの合併症が出ないようにする事が重要です。

糖尿病神経障害

手足の痺れ、感覚の麻痺(怪我・火傷などの痛みに気づかなくなる)などの「末梢神経障害」があります。 他には、筋力低下や胃腸障害、立ちくらみ、発汗異常、インポテンツなどの「自律神経障害」があります。

糖尿病網膜症

網膜という部分の血管が弱くなり、視力障害を引き起こします。悪化すると失明する場合もあります。現在、失明する原因の1位がこの糖尿病網膜症です。

糖尿病腎症

尿を作る腎臓の血管が悪くなり、徐々に尿が作られなくなります。腎症が進行すると、週に23回、医療機関で透析を受けなければならなくなり、日常生活に大きな影響を及ぼします。現在、人工透析になる原因の1位がこの糖尿病腎症です。

 

糖尿病の種類

Ⅰ型糖尿病

インスリンが作られる膵臓の細胞(膵β(ベータ)細胞と呼ばれます)が破壊・消失することで発症します。多くは免疫系の異常により自らの細胞が攻撃される自己免疫によるものと考えられており、このⅠ型になり易い遺伝素因があることは判明していますが、日本人ではⅠ型糖尿病自体が非常に稀です。環境因子も関係しているものと考えられていますが、はっきりした原因はまだ解明されていません。ウイルス感染なども一部関係していると考えられていますが、人から人にⅠ型糖尿病が移る事はありません。膵臓のインスリンを作る細胞が破壊され、体の中のインスリンの絶対量が不足する事で起こります。
Ⅱ型糖尿病

40歳以降に起こり易く、糖尿病の98%以上を占めているのがこのⅡ型です。インスリン分泌の低下や抵抗性により骨格筋などでの糖の利用が悪くなって起こります。Ⅱ型糖尿病は多因子遺伝で家族性に起こります。日本での患者数は急激に増え、近年では50歳以上の人の約10%がこの糖尿病です。 
その他の疾患に伴う糖尿病 
 遺伝子異常によるものや、他の疾患や条件(内分泌疾患、膵疾患、肝疾患、ステロイド薬服用)に伴って発症することもあります。膵疾患では、アルコールの過剰摂取などで膵臓が破壊されインスリンの分泌が不足すると、インスリン治療が必要になります。 

妊娠糖尿病(GDM) 
 妊娠中には女性ホルモンなどの影響で耐糖能(たいとうのう)が悪化し、糖尿病になることがあります。多くは出産後、正常に戻りますが一度なった女性は将来糖尿病を発症しやすいので、注意が必要です。妊娠中に発見された糖尿病。新生児に合併症が出ることもあります。

Kettochi.biz

所在地

19305 SW Pecan Ct.

Aloha OR.97003

U.S.A

Phone:503-649-1111

 

無料カウンター